高雄市左営区実践路と軍校路の交差点に位置する海軍中山堂映画館は民国39年に建築準備が始められ、40年に完成しました。ここは左営人・高雄人そして南部地区で兵役に服していた多くの軍士官兵たちの共通の記憶となりました。しかし、環境の大きな変化で映画館は98年12月31日に最後の映画「2分20秒」の上映をもって正式に営業が終了し、多くの民衆に深い旧懐と惜別の念を抱かせることとなりました。
文化部龍前部長は、102年5月13日に近くにある国立伝統芸術センター所属の台湾豫劇団を視察し中山堂に足を踏み入れた後、文化部文化資産局に対し、中山堂が古跡もしくは歴史建築に登録すべきか否かについて調査及び評価を指示しました。
その後文化部資産局と高雄政府文化局の努力の末、高雄市政府は102年12月11日に正式に中山堂の歴史建築登録を公告しました。文化部は引き続き行政院に対してこの貴重な歴史遺産の委譲を働きかけ、103年9月3日に記者会見を開き中山堂を台湾戯曲センター南館とすることを正式宣告、南部伝統戯曲芸術の公演・トレーニング・創出と交流の重要な基地としました。現在では国立伝統芸術センターが、文化資産保存法の関係規定により高雄市歴史建築左営海軍中山堂修復及び再利用の将来計画を完成させました。それにより持続的な保存推進と再利用工程の細部設計及び将来の開館・営業の準備作業が企画されています。
建造物の工事は107年に完成する予定で、108年に開館する予定です。台湾戯曲センター南館としての総合的機能を完備することとなり、同時に区域内の商業地運用を企画、テーマ機能関係のサービスを伸し、豊富で多元的な芸術文化公演活動の導入と近隣の蓮池潭への観光に結び付くことを期待しています。また将来的に左営海軍眷村文化景観の総合的保存と活性化により、この地区を北高雄の眩い真珠とする計画です。
住所
813006高雄市左営区軍校路51番
交通案内
MRT-赤線,R16左營(高鉄)駅,バス29A 29B 29C 39 73 紅51A 紅51Bに乗り換え「左營國小站」下車、徒歩二分間すぐ。