伝統芸術センター宜蘭園区では、伝統的な建築物や自然環境、工芸美、伝統の妙技、文化的な雰囲気が一つに溶け合っています。伝統芸術関連のコレクション、文物の展覧会、文化に関する研究、授権制度、アーティストによる実演などもあり、発展的な文化園区となっています。
伝統芸術センター宜蘭園区では、伝統的な建築物や自然環境、工芸美、伝統の妙技、文化的な雰囲気が一つに溶け合っています。伝統芸術関連のコレクション、文物の展覧会、文化に関する研究、授権制度、アーティストによる実演などもあり、発展的な文化園区となっています。
当センターではこれまで多種多様な演劇や展覧会などのイベントを開催してきました。全台歌仔戯、布袋戯の合同公演、南管と北管の演奏会のほか、全国伝統舞台芸術節やアジア太平洋伝統芸術節なども開催されました。また、国家レベルの劇団を統合して都市から地方への巡回公演も行い、野外劇場から建物内の劇場へ、台湾からアジア・太平洋地域へと活動の場を広げ、伝統演劇特有の美を伝えるために尽力しています。伝統工芸の面では、伝統工芸技術と職人を民間で広く捜し求め、職人の技芸を守り伝えつつ、その貴重な作品の収集・保存にあたる一方で、精神と技が一体となった伝統工芸の物語を、コレクションと展示により記録しています。
当センター所属の国光劇団と台湾豫劇団、台湾国楽団は、舞台での表現力や創作実績、芸術的な魅力が備わっています。数十年もの実績があるこれらの劇(楽)団は、現代台湾の伝統演劇と国楽を代表するに足る、独自のスタイルを築いています。将来はこれまで積み重ねてきた豊富な経験を基礎に、国家的な文化資源を統合し、現代的価値をも備えた伝統芸術の創造を目標とし、台湾らしさの感じられる質の高い作品を生み出したいと思っています。また、国際交流、国内外の劇(楽)団との切磋琢磨を通して、内在的な芸術層の深部まで掘り下げ、ジャンルを越えて様々な文化的要素を取り入れつつ台湾の戯曲と伝統音楽の競争力を高め、文化による外交を通して、台湾の新しいイメージを世界に伝えられるよう期待しています。
当センターではデジタル時代の到来に合わせ、現在の多元的な文化と伝統芸術関連資源との統合を積極的に進めています。伝統芸能関連の特殊資料の充実、伝統芸術情報サイトの設置、伝統芸術関連資料のクラウドサービスと知的財産情報の管理などを進め、伝統芸術に関する各種知識を管理するプラットフォームを統合し、伝統芸術関連グループや専門の業者、一般の皆さまへスピーディな情報と知識の提供を行います。このほか、伝統芸術に関する文化財を系統的に収蔵し、研究や展示、教育の普及、文物の授権と開発などの業務を行うことにより、貴重な文化資産の価値を高めて有効に活用しています。
台湾戯曲センターは2016年からプレオープンし、国光劇団、台湾国楽団、台湾音楽館と同じく国立伝統芸術センター傘下となり、ついに台湾にも所属劇団を有する専用劇場が誕生したのです。その他の伝統芸能グループと資源を共有し、芝居の上演や芸術教育、レクリェーションなど、多目的な活動スポットを兼ね、伝統的な舞台芸術の新人発掘も行える大切なスペースでもあります。