台湾戯曲センターは台北市文林路にあるMRT芝山駅付近に位置しています。戯曲を専門に上演する会場として2017年10月に開館しました。国際的に著名な建築家姚仁喜氏が設計した建物は、「一桌二椅」という伝統演劇の概念に発想を得てデザインされました。伝統的な上五色(黄、青、白、赤、黒)をモダンなラインのデザインに組み合わせ、現代的な美学の内に伝統的な戯曲の世界が築かれました。こちらのセンターにはプロセニアム・アーチ式の大ホール(1,036席)とブラックボックス式の小ホール(240席)があります。国内外の優れた劇団を招いて上演を行うほか、若者にオリジナル作品上演の場を提供することを主な業務としています。また、国立伝統芸術センター傘下の国光劇団と台湾国楽団、台湾音楽館とともに、伝統的な戯曲の上演や人材育成、普及活動を専門に行っています。大小ホールの運営のほか、園区内では野外広場と戯曲用舞台の計画も進められています。開放的なスペースでより多くの優れた演劇が上演されて人々の注目を集め、伝統的な戯曲をより身近に感じていただけ、「暮らしの中の芸術」と「芸術の中の暮らし」をともに分かち合えることでしょう。伝統的な舞台芸術はこのセンターを活動の拠点とし、台北市北部における文化発展の中軸として、伝統と現代生活に無限の可能性をもたらします。
台湾戯曲センター 公式サイト(中国語)