台湾大衆文化の美─国立伝統芸術センター宜蘭園区
国立伝統芸術センター宜蘭園区の敷地面積は24ha.ほどで、連山に囲まれた宜蘭県五結郷冬山川沿いに位置しています。2003年に竣工し、2004年に開館しました。伝統芸術を中心とした公的業務のほか、民間企業に委託運営されている施設も一部あり、公民の協力により運営されています。
村落を模した園区内の施設では村の信仰の中心や街筋が再現され、伝統技芸の保存から芝居の上演まで行われています。伝統文化の特色ある建物群は伝統的建築技法を用いたものだけでなくモダンな建物もあります。民国30～40年代(1940～1950年代)をイメージした村落のいたるところで当時の生活風景が見られ、豊かな文化が感じられます。
ソフト面では現在ある施設を活用して、季節の行事に合わせたイベントが行われています。季節ごとの観光プランと連動して毎年開催される工芸展では、台湾の庶民文化に触れることができます。クリエイティブで楽しさいっぱいのイベントを通して、ご来場の皆さまに台湾の庶民生活の美や、昔懐かしい文化をご覧いただいています。